CRM250ARエンジンOH、ルネッサカスタムも徐々に!


マン島から帰ってきての初仕事がCRM250ARのエンジンフルOHです!

クランクベアリングの音が大きいという事でOHの依頼を受けました。そのついでにフルでOHということでできればクランク、ピストンなどもすべて交換したかったのですが、残念ながらクランクとピストンは欠品で出ず…しかし、ベアリング関係は全て出るので交換します!ピストン関係もリング、ピストンピンなどはまだ出ます。

 早速分解をしてみました。オイルが中で真っ黒に固まっている様子がはっきり見えると思います。

ものすごく固まっていて取るのが大変でした。。
実はこのオーナーが半年以上乗っていなくて、リードバルブの2ストオイルを混ぜるところから垂れだしていて中で固まってしまったんですね。。

クランクとピストンもこのようにオイルが付着して色が変わってます!

 クランクベアリングは手で回してもわかるくらいガラガラいっていました。ミッションベアリングはそれに比べて、音もなくまだ使用できる範囲でしたが、せっかくなので交換させてもらいました!また、ミッションベアリングのみでここまでバラすのは手間が大変ですからね。

 腰下を組み上げています。

腰下が組み上がりました。
写真には取ってないですが、リードバルブにもたくさんのオイルが付着していて、交換をしたかったのですが、またもや欠品ということで、慎重に割らないように洗浄をしました。
こちらは排気バルブのカーボンを綺麗に洗浄した後です!
CRM250ARはその前の型式と違った大きい排気バルブが付いておりここにカーボンが詰まって固着してしまうと排気バルブが動かなくなったことにより、高回転域回らなくなってしまい、はたまたそれが原因でPGMがパンクしてしまうという最悪の結果になってしまうので、細目な洗浄が必要です!しかし、この排気バルブのおかげで高回転域の伸びは別物です!!
そして、こちらがその完成したエンジンを載せたCRM250ARです。試乗もしましたが、2スト250の良さがしっかり出ていて、尚且つモタード仕様でオンロードタイヤも履いているので、一般道でも乗りやすくて楽しいバイクですね!

 こちらは現在カスタムバイクとして製作中のルネッサのホイール。
スポークを新品に張り替えます。

そして、今回選択したタイヤがロビンタイヤというメーカーの450-18のサイズで純正から1サイズ程太く大きいです!ホワイトリボンと呼ばれるように、ウォール部分が白くなっておりカスタムバイクを造る上でいい感じになるんじゃないかということで選んでみました!結果はできてからのお楽しみですね!

 どうでしょうか!?もともと太いタイヤを履かそうと思っていたので、サイズ感もよく加工なしで収まったので良かったです!そして、このホワイトリボンもいい味が出てます・・・
ちなみにエンジンも降ろして、腰上のみ塗装で腰下はワックスで磨き上げました。綺麗になりました!

まだまだこれからですね!

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